医療秘書技能検定試験は、こんな資格

医療秘書技能検定試験は、医療秘書教育全国協議会が実施する、日本の医療現場の事務職員に必要な能力を測る試験です。


医療機関の組織運営に関することから、医学的知識、レセプト作成といった総合的な能力を試していますので、 医療界における事務のスペシャリストを目指す方にとって、注目したい資格となっています。


< 試験の概要 >
医療秘書技能検定試験は、年2回実施されており、受験者の能力に合わせて1級、準1級、2級、 3級の4つの段階から選んで受験することができます。

また、出題内容は以下の3分野に分けらます。

 領域I   医療秘書実務、医療機関の組織・運営、医療関連法規。
 領域II  医学的基礎知識、医療関連知識。
 領域III 医療事務(レセプト作成並びに診療報酬点数表の理解)。

1級の合格率は、10%台と難易度もかなり高いのですが、2級、3級でしたら、合格率が、2級 45%前後 、3級 70%前後と比較的高いので、医療秘書をめざす学生にとっては学習目標の1つとするのも良いと思います。


< 勉強の仕方 >
領域Iの医療秘書の分野は一般常識程度の問題ですので、 取り立てて対策の必要はないでしょう。しかし、医療機関の組織・運営、医療関連法規は範囲が幅広い上に、 体系だった教科書がないのが現状です。病院の組織に関する本や医療関連法規に関する参考書を一通り読み終えたら、 必ず過去問題集をこなすことが大切です。

医療秘書技能検定試験に関する問題集はこちらから確認できます。


領域IIの分野は解剖生理、病理、薬理の分野と医学用語・検査用語が出題されます。やはり幅広い分野で出題されます。医学用語・ 検査用語は繰り返し出題されていますので、過去問題集をやはりやっておく必要があるでしょう。


領域IIIは、領域I・IIと異なり資料を持ち込むことができます。レセプト作成は穴埋め形式なので、算定方法の基本事項ができていれば、 合格ラインに達することはできるでしょう。ただし、算定方法の基本的事項は独学で身に付けるのは、他の領域に比べ厳しいので、 医療秘書技能検定試験の講座を受講するのが望ましいと思います。

医療秘書技能検定試験の講座は、ヒューマンアカデミーで受講できます。

ウィキペディアを参考


合格すると、医療機関並びに医療関連機関に勤務する医療秘書として、実務マナー、医療法規や医学用語、 医療事務の領域に高度な知識と技能を持ち、業務を専門的に遂行することが証明されます。



医療秘書技能検定試験につきましては、表としてまとめましたので、試験を受ける際のご参考にして頂ければと思います。

資格の名称 医療秘書技能検定試験
実施団体 医療秘書教育全国協議会
受験資格 特にありません。誰でも受験できます。
試験内容 ・試験は、1級、準1級、2級、3級から選択。
・マークシートと記述式の併用
・1つの試験は領域Ⅰ・Ⅱ・Ⅲにわかれている。

<試験時間>
領域Ⅰ・Ⅱ(1級70分 準1・2・3・級55分)
領域Ⅲ(1級75分 準1・2・3級60分)
試験範囲 ・領域Ⅰ/医療秘書実務、医療機関の組織・運営、 医療関連法規
・領域Ⅱ/医学的基礎知識、医療関連知識
・領域Ⅲ/医療事務(領域Ⅲ受験の際のみ、ノート、参考書の持込が自由)
試 験 日 年2回(6月,11月)
試 験 地 <会員校の受験者>
会員校で受験する。

<一般受験者>
一般受験者会場一覧をご確認ください。
※希望通りにならない場合もある。
受 験 料 <1級>   5,100円
<準1級>  4,500円
<2級>   3,800円
<3級>   2,800円
合 格 率 <1級>   10%前後
<準1級>  20%前後
<2級>   45%前後
<3級>   70%前後
合 格 発 表 各回の試験終了後、約1か月半後に、会員校の受験者へは学校宛に、 一般の受験者へは幸甚宛に送付されます。
受験申込み方法 <会員校の受験希望者>
「受験願書」に「受験料」を沿添えて、担任の先生または学校の事務局に申し込む。

<一般の受験希望者>
「受験料」を振込後、「受験願書」を下記まで申込み期間内に必着で送付する。

------------受験料振込口座--------------
三井住友銀行 西葛西支店(普) No.1272084
医療秘書教育全国協議会 理事長 浮舟邦彦

願書送付先
〒176-0012 東京都練馬区豊玉北3-21-7 アリアス桜台ビル7F
医療秘書教育全国協議会 第2分室
(TEL 03-3557-3775)

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問い合わせ先 医療秘書教育全国協議会
電話:03-5675-7077
URL:
http://www.medical-secretary.jp
備  考 <合格基準>
領域Ⅰ、Ⅱ、Ⅲそれぞれに100点ずつ配点されています。この3つの領域の正解の合計が全体で180点以上あり、 なおかつそれぞれの領域の正解が、60%以上の場合、合格となります。

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2006年05月01日 07:07

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